大館市のサテライスオフィス体験事業に参加し、大館市に滞在していました。
秋田県は山の多い県です。
大館市を車で走っていると、周りが山に囲まれていることがよくわかります。
せっかくなので、秋田県の山を登ってみよう!と、いくつかの山をピックアップ。
- 森吉山
- 八幡平
など有名な山から
- 竜ヶ森
- 鳳凰山
- 田代岳
をはじめとした地元の方々に親しまれている山まで、たくさんあります。
「大館市の事業に参加しているんだし、やっぱり大館市の山がいいよねー」ということで田代岳に登ることに決めました。
森吉山や八幡平は熊の目撃情報が多いことも避けた要因です。
大館市街地でも目撃多いんですけどね。
秋田県の熊情報はこちらでまとまっています。
田代岳は決定版 花の百名山・東北の百名山に登録されていて、9合目にある湿原と120もある池塘(湿原にできる池沼)が美しいことから「雲上のアラスカ庭園」と呼ばれています。
また、9合目の池塘では毎年7月初め頃に「作占い」という行事が行われている信仰の山でもあります。
とても長い記事になってしまいましたので、その1準備編とその2登山編に分けて紹介いたします。
今回はその1準備編。
田代岳の概要や交通アクセス、当日の装備・持ち物、周辺の温泉情報などを写真とともに紹介します。
荒沢口から登山した様子「その2登山編」はこちら
田代岳(たしろだけ)について
- 山名 田代岳(たしろだけ)
- 場所 秋田県大館市
- 今回の登山時期 梅雨(7月下旬)
田代岳は秋田県と青森県の県境近くにある標高1,178mの休火山で白神山地に属しています。
低層部にはブナ林、9合目には湿原・池塘があり、7月初めには池塘に生えるミツガシワの咲き具合で稲作の豊凶を占う祭事が執り行われます。
標高
1,178m
- 高低差 542m
- 累積標高上り 886m(YAMAP活動記録より)
- 累積標高下り 914m(YAMAP活動記録より)
所要時間(YAMAP活動記録より)
- 歩行距離 9.3km
- 歩行時間 6時間半
- 登頂開始時刻 8時ごろ
- 下山完了時刻 15時ごろ
※ YAMAP:登山地図のダウンロード、GPSを使って現在位置の確認、活動記録などを残せるスマホアプリです。
交通アクセス
登山口は5つあります。
私が登ったのは「荒沢登山口」から。
「荒沢登山口」へは国道7号から県道68号へ入り、一路「五色湖ロッジ」を目指し、そこから田代岳・ロケット燃焼試験場への一本道をひたすら車で走ります。
五色湖ロッジを過ぎてからは砂利道が続きます。
道幅も狭くガードレールのない場所もあるし、ガタガタ揺れるし、楽しいけど怖くもあります。
道すがら、「糸滝」に寄って休憩もオススメ。
糸滝にはトイレもあります。
トイレットペーパーもありましたが、ちょっと状態がよくなかったので、持参したものを使いました。
ところどころ、落石の跡が見られたり…
ガードレールがひしゃげていたり…
対向車とすれ違えない道幅の場所もあるので、道中お気をつけて。
「五色の滝」へも寄り道可能です。
トイレ・水場など
トイレは荒沢登山口駐車場にあります。
2号目付近に湧き水があるそうですが見つけられませんでした。
登山地図
「花の百名山」を参考にしました。
大館市ホームページにもコースの略図があるので参考にしてください。
田代岳 荒沢登山コース(Aコース) – 秋田県大館市
私のYAMAP活動記録はこちら
服装・装備・行動食など当日の持ち物
服装
登り始めはとても寒かったので、パーカーとレインウェアを羽織りました。2合目あたりでどちらも脱ぎました。
行動食・非常食・水分
- 水分(2人分)
- 水 1000ml
- お茶 1000ml
- アクエリアス 500ml
- 行動食・非常食(2人分)
- おにぎり 6つ
- 菓子パン 2つ
- ゼリー系携帯食 1つ
- ソイジョイ・プロテインバー 複数個
- クッキー 複数個
水分・クッキー・ソイジョイは少し余りましたが、遭難した時のことを考えるとギリギリよりは余るくらいがいいだろうと思いました。
その他持ち物
- 熊よけの鈴
- ザックカバー
- ヘッドライト
- コンパス
- 登山用地図(ガイドブックのコピーとYAMAP)
- 山行計画書(スマホのメモ帳に書いていた簡単なもの)
- 腕時計
- スマホ
- カメラ
- 筆記用具
- スマホ用防水ケース
- モバイル充電器
- タオル
- ティッシュペーパー
- ウェットティッシュ
- トイレットペーパー
- 携帯トイレ
- ビニール袋
- 薬
- ファーストエイド
- 健康保険証
- エマージェンシーシート
- 日焼け止め
- 虫除けスプレー
- ヒル避けスプレー(使いませんでした)
- 軍手
今回は日帰り登山フル装備で挑みました。
特筆すべきは熊よけの鈴。
地元の方に「登山道では滅多に出会わないけど、鈴やラジオは持っていってくださいね」とアドバイスをいただきました。
熊には出会わずにすみましたが、やぶが高いので出くわしそうで怖かったです。
登山届
登山届は結局出さずじまいだったのですが、携帯・スマホから秋田県警に提出できます。
私は登山経験のある家族に、登る前と下山後に連絡を入れることにしました。
帰り道の楽しみは「たしろ温泉ユップラ」
帰りに田代町の温泉「たしろ温泉ユップラ」へ行きました。
とても清潔感のある入浴施設です。
お風呂に入ったあと、併設されているレストランで大館市の名産豚「大館さくら豚」のとんかつをいただきましたよ。
とっても柔らかくてジューシー!
田代岳帰りにはぜひお寄りくださいね。
温泉の感想はこちら
秋田県大館市の日帰り入浴温泉4つ。元鉱山の町だから温泉が多い!
公式サイト たしろ温泉ユップラ公式サイト
田代岳について詳しい情報はこちら 田代岳県立自然公園 – 秋田県大館市
登山編はこちら