10月中旬の平日、日帰りで岐阜市の金華山へ行ってきました。
その日は夫は仕事があったので私一人。
初のソロ登山です。
平日にも関わらずたくさん登山者がいたので、ソロだったけど安心でした。
金華山にはいくつも登山道がありますが、岐阜公園から登れる初心者向けのコースをチョイス。
「めい想の小径」から登って、「七曲登山道」から下りてきました。
「めい想の小径」は時折景色が楽しめるし、後半岩場もあってなかなか楽しい道でした。
「七曲登山道」は楽だったけど単調であっけなく下山できてしまい物足りない感じ。
たくさんの写真と共に、金華山の概要や当日の装備・持ち物を紹介します。
金華山(きんかざん)について
- 山名 金華山(きんかざん)
- 場所 岐阜県岐阜市
- 今回の登山時期 秋
岐阜県岐阜市にある標高329mの山。
山頂には岐阜城があります。
山麓には岐阜公園や博物館・寺社などがあり、ロープウェイで山頂に行くことができます。
標高
329 m
- 高低差 310 m
- 累積標高上り 351 m
- 累積標高下り 369 m
所要時間
- 歩行距離 3.5 km
- 歩行時間 2 時間
- 登頂開始時刻 10時20分頃
- 下山完了時刻 13時20分頃
※ 高低差・累積標高上り・下り・所要時間はYAMAP活動記録の情報です
※ YAMAPとは登山地図のダウンロード、GPSを使って現在位置の確認、活動記録などを残せるスマホアプリです。
交通アクセス
名古屋から電車とバスで
JR・名鉄で名古屋から岐阜まで電車で行き、そこからバスで行けます。
私は今回はJRを使いました。
- JR「名古屋」駅から「岐阜」駅まで快速で26分470円
- 岐阜バスで「岐阜公園・歴史博物館前」下車(岐阜駅から15分210円)
バスは「N」から始まる系列ならどのバスでも「岐阜公園・歴史博物館前」に止まります。
また、「岐阜公園・歴史博物館前」バス停からはどのバスに乗っても「JR岐阜駅」「名鉄岐阜駅」に止まります。
本数も多くとっても便利!
岐阜公園・岐阜城・岐阜市歴史博物館へ|主要施設・観光地へのアクセス|岐阜バスグループ
トイレ・水場など
トイレは岐阜公園と山頂にあります。
(確認していませんがロープウェイ山麓駅にもあると思います。)
山頂のトイレは岐阜城の近くに2ヶ所。
ロープウェイ山頂駅のトイレは改修工事中で平成30年3月31日まで利用できません。
岐阜公園にも山頂にも自販機、飲食店、売店があります。
登山地図
岐阜市自然ふれあい地域ビジョンポータル – 金華山辞典 と 金華山トレッキング | 岐阜グランドホテル公式サイト | 岐阜市 ホテル・宿泊 ぎふ長良川温泉 を参考にしました。
登山の服装・装備・行動食など
服装
曇りがちだったけど20度を越していたので夏もので行きました。(上記写真は継鹿尾山近くの公園)
登っている途中も山頂でも暑かったです。
ただ、山頂のレストランは冷房が効いていて、レストラン上にある展望台は風が吹きっさらしで寒く感じました。
この2ヶ所だけは上着を羽織ろうかどうか迷いました。
私はトレッキングシューズで行きましたが履きなれた運動靴でも多分大丈夫。
(昔、パンプスとスカートでめい想の小径を下山したことがあるのですが、さすがにその格好だと結構きつかったです。)
行動食・非常食・水分
- 水分
- スポーツドリンク 500ml
- 行動食
- なし
- 非常用
- 水 500ml
- 非常食 500kcal
お昼ご飯は山頂のレストランで豪華に飛騨牛弁当を食べちゃいました♪
「展望レストラン」と謳っているだけあって本当に景色の良いレストランでした。
その他持ち物
私の登山の持ち物リスト(日帰り・山小屋泊)で紹介している
- 日帰り登山の基本セット
を持って行きました。
夫といつも分担しているものや、帰りに図書館に寄るつもりで返却する本も入れて行ったので結構大荷物に。
30L級のバックパックを背負っている人は見かけませんでした。
みんな小さいリュックやウェストポーチ、なかには手ぶらの方も。
「トレーニングですか?」と声をかけられるくらい目立ったみたい(笑)
まぁ、トレーニングも兼ねていたんですけどね。
ちょっと恥ずかしい…
金華山登山の感想・難所・見どころ
岐阜公園・歴史博物館前バス停(10:05)
JR岐阜駅からバスに揺られて約15分、「岐阜公園・歴史博物館前」バス停に到着です。
歩いて数分で岐阜公園へ。
岐阜公園と金華山と岐阜城。
岐阜公園では菊人形・菊花展の準備の真っ最中。
写真には撮っていませんが、岐阜公園の中も美しかったです。
トイレも趣のある外観で素敵でした。
めい想の小径登山口(10:20)
ロープウェイの山麓駅前を通り過ぎて、めい想の小径登山口に到着です。
長さ2.3km、山頂まで50分、後半にきついなど、特徴を記した看板がありました。
看板を過ぎるとすぐに分岐。
右手の階段が山頂への道です。
さ!登りましょう!
めい想の小径前半は緩やか
前半はとても緩やか。
名物の名言看板。
名言を記した看板がたくさん道中にあります。
つづら折りで登って行きます。
馬の背登山道との分岐点
旧稲葉神社伝承地「丸山」は、「めい想の小径」と「馬の背登山道」との分岐点です。
右側が「馬の背登山道」、左側が「めい想の小径」。
明らかに「馬の背登山道」の方がきつそうですね。
「馬の背登山道」は最短距離だけど険しいので今回は使いません。
左側の「めい想の小径」でのんびり行きますよー。
谷は橋がかかっているから安心
金華山の北側斜面をゆるやかに登る前半戦。
時折谷を通ります。
危なそうなところは橋がかかっていたり、
柵がついていたり、道を外れなければ安全です。
(イノシシの罠が仕掛けられていることもあるので登山道を外れないようご注意ください)
ビューポイントもあって楽しめる
「めい想の小径」はビューポイントもいくつかあるのがいいですね。
長良川と街、山々を眺めながら水分補給。
前半は楽チンとはいえど、崖もあるので足元は注意が必要です。
金華山は照葉樹が多いですね。
紅葉時期は本当に綺麗だろうなー。
めい想の小径中間点(10:55)
なんだんかんだで岐阜城までの中間点にやってきました。
全然息も上がらないし、本当に楽チン。
中間点を超えると少しずつ階段が増えてきます。
息が上がらないよう、ゆっくり登りました。
石段あり、
木製の階段あり、
そして来ました、岩場です。
めい想の小径後半は岩場あり
岩場の始まりの方はそれほど角度もありません。
少し手をついて登ることもありましたが、木曽駒ヶ岳の八丁坂よりは全然楽。
継鹿尾山の岩場よりは距離が長かったけど、継鹿尾山よりも怖くないし楽かもと思いました。
岩場の途中から見える景色も素晴らしい!
(上記画像は3枚の写真を合成してパノラマにしています)
「あれ?全然楽だったぞ?」と思っていたら一旦岩場は終わります。
と調子に乗って行ったらすぐにガケゾーンへ。
今度は先ほどの岩場よりも少し角度が急。
途中のビューポイントで息を整えます。
岐阜は山が多くていいなー。
岩場は急ですが距離はそれほどありません。
鼻高ハイキングコースとの分岐点(11:25)
岩場を過ぎると、鼻高ハイキングコースとの分岐点があります。
間違ってこちらの道をいきかけました。
めい想の小径は登りです!
岐阜城まであと少し。あと3分くらい。
階段を登り切れば頂上です。
山頂(11:30)
山頂に到着!
たくさんの方に抜かれながらも到着しました。
登ってすぐの場所に展望デッキや自販機、ベンチがあります。
そして岐阜城。
岐阜城からロープウェイ駅へ向かう途中の尾根沿いにもベンチが多数。
たくさんの登山者が休憩していました。土日は座る場所ないんじゃないかしら。
岐阜城を別の場所から。
岐阜市は織田信長が岐阜入城・岐阜命名450年ということで「岐阜市信長公450プロジェクト」を開催しています。岐阜駅も岐阜バスも信長一色でした。
岐阜城を後にしてロープウェイ駅の方へ向かいます。
展望レストラン「ポンシェル」
今日のお昼は展望レストラン「ポンシェル」。
食券を買って中に入ります。
展望レストランの名の通り、一面ガラス張りで景色が素敵。
景色を見ながらゆったりと飛騨牛弁当をいただきました。
味付けが濃く量も多かったけど美味しかったです。
ちなみに山頂のトイレは今、岐阜城の方にしかありませんが、「ポンシェル」でご飯を食べたので中のトイレを使いました。
レストランの外には売店や自販機もあり、そこでソフトクリームなどもいただけます。
レストランの上は展望台。
吹きっさらしで寒いですが景色は素晴らしかったです。
リス村
ロープウェイ山頂駅横にはリス村があります。
平日のせいかお客様はほぼなし。
今度行ってみようと思います。
七曲登山道下山口(12:45)
リス村の目の前に七曲登山道の下山口があります。
岐阜城時代に使われていた大手道。
40分で下山できるみたい。
七曲登山道
道幅は広く傾斜は緩やか。
道の半分は階段です。
時折階段じゃないところがあるとちょっと嬉しい。
段差はとても低いのでそれほどしんどくもありません。
ベンチと分岐を発見。
唐釜ハイキングコースとの分岐点(13:00)
唐釜ハイキングコースへ行くと別の地点に降りちゃいます。
正直、七曲登山道では物足りなく感じていたので、別の道に行きたい気持ちでいっぱいでした。
でも最初のコース設定通り七曲登山道を降りることにします。
階段はあっけなく終了(13:05)
単調な階段に飽きてきたなーと思っていたらすぐに階段が終了しました。
土の道は歩きやすいですね。
斜面は石垣が組まれていたり、
苔が生える土だったり、
戦国時代に使われていた名残が残っていたり、
歴史を感じさせられる斜面を楽しみました。
そうこうしているうちにすぐに舗装路に出ます。
あれ?もう終わり?
少し物足りないなーと思いながら人里へ降りてきます。
下山完了(13:20)
七曲登山道の登山口に到着です。
ここから右へ曲がってまっすぐ歩くと、
大通り。右手にコメダ珈琲があり、そちらへ歩くと岐阜公園に着きます。
バスに乗って岐阜駅へ戻りました。
七曲登山道はゆるやかで一番安全ですが、あっけなく終わってしまい、私には少し物足りませんでした。
戦国時代当時のことを思いながら歩くなら感慨深いものもあるかもしれませんね。
子どもが生まれて、子どもと行ってきました!
2歳の息子の初登山は金華山。ほとんど抱っこで登りました