[木曽駒ヶ岳 1/4] 初心者でも登れる木曽駒ヶ岳へ1泊2日の夏山登山。登山口までの道のりと登山ダイジェスト

2017年9月2日〜3日にかけて、千畳敷カールが美しい木曽駒ヶ岳へ夏山登山に行ってきました。

木曽駒ヶ岳は標高は2,956mととても高い山ですが、ロープウェイを使うので高低差が約322mと低く、初心者でも登れる高山です。
名古屋からは日帰り登山もできます。

日帰りできる山ですが今回はぜいたくに山小屋泊。
夕焼けと雲海、ご来光まで山の魅力をフルコースで楽しんできました。
オコジョにも出会えたし、美しい山の風景を堪能したし、メンバー一同大満足の登山でした。

これが山の魅力か!
今後も登山を続けたい!

と強く感じたあまりにも楽しすぎた登山でした。
木曽駒ヶ岳1泊2日登山、本当にオススメです。

たくさんの写真と共に、木曽駒ヶ岳1泊2日登山の様子や当日の装備・持ち物・山小屋などを紹介します。

木曽駒ヶ岳について

中岳から望む木曽駒ヶ岳山頂
千畳敷カールと八丁坂
  • 山名 木曽駒ヶ岳
  • 場所 長野県
  • 今回の登山時期 夏

木曽駒ヶ岳は長野県にある標高2,956mの山で中央アルプス最高峰。
登山適期は7月から10月。
夏は高山植物、秋は紅葉が美しく、とても人気の山です。
風光明媚な千畳敷カールへ駒ヶ岳ロープウェイで登り、そこから登山開始。

ロープウェイを使うので、高低差は322mと初心者でも登れます。
しんどいのは最初の八丁坂だけであとはなだからな勾配です。(石が多く転倒には注意が必要です)
また約4時間で往復できるので日帰り登山が可能です。

標高

2,956 m

  • 高低差 322 m
  • 累積標高上り 575 m
  • 累積標高下り 532 m

所要時間

  • 歩行距離 3.19 km
  • 歩行時間 4時間10分
  • 登頂開始時刻 12時
  • 下山完了時刻 翌日10時30分頃

※ 累積標高上り・下り・所要時間はYAMAP活動記録の情報です
YAMAPとは登山地図のダウンロード、GPSを使って現在位置の確認、活動記録などを残せるスマホアプリです。

交通アクセス

  • 名古屋から約150km、所要時間約2時間

マイカー規制があるので、車でバスセンターまで行き、バスとロープウェイで千畳敷へ行きます。

菅の台バスセンターおよび千畳敷駅発券窓口ではクレジットカード利用可能です。
バス・ロープウェイの往復券セットが売られています。

1)車でバスセンターまで

小牧JCT → 2時間 → 中央自動車道駒ヶ根IC → 3分 → 菅の台バスセンター
駐車場料金:普通車1回600円(日帰りも泊まりも同じ料金です)

2)バス

菅の台バスセンター → 30分 → しらび平駅
大人:往復1,640円

繁忙期は増発しています。

3)ロープウェイ

しらび平駅 → 7分30秒 → 千畳敷駅
大人:往復2,260円

繁忙期は増発しています。

混雑状況

夏山の終わりで紅葉シーズン前だったので、全然混んでいませんでした。
朝10時頃に駐車場に着き、ロープウェイ千畳敷駅には11時半には到着しました。
夏休み・紅葉シーズンはとても混むようです。

公式サイト 中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ

トイレ・水場など

ロープウェイ「千畳敷駅」や各山小屋にトイレがあります。
各山小屋でのトイレ利用は1回200円(宿泊中の利用は無料)。
水もそこで購入できます。

登山地図

今回は先輩山ガールがリーダーのため、リーダーがヤマプラで作成した地図・登山計画書を使用しました。

ヤマプラ – 「山と高原地図」で登山のプランを作ろう! – ヤマレコ
私のYAMAP活動記録はこちら

登山届

長野県の指定登山道は登山届が必須です。
千畳敷駅に登山ポストと記入用紙が設置されています。
インターネットで提出することもできます。

登山計画書を提出しましょう/長野県

服装・装備・行動食など当日の持ち物

服装

フリースは山小屋で夕焼け鑑賞・星空鑑賞・ご来光用に持って行きましたが、寒がりの私には防寒が足りませんでした。
グローブ1枚でも寒かったので予備に持ってきた軍手と2枚ばきしたり。
レインウェアは上下とも防寒のため使用しました。

行動食・非常食・水分

  • 水分(2人分)
    • お茶 1000 ml
    • スポーツドリンク 500 ml
    • 水 1000 ml
  • 行動食・非常食(2人分)
    • プロテインバー数個
    • ゼリー系数個
    • おまんじゅう数個

昼は千畳敷駅で、夜・朝は山小屋でご飯を食べたので、水分・食料はあまり持って行きませんでした。

その他持ち物

私の登山の持ち物リスト(日帰り・山小屋泊)で紹介している

  • 日帰り登山の基本セット
  • 山小屋泊時に追加するもの

を持って行きました。

カメラと三脚を持って行ったのに、レリーズを忘れてしまい、星空撮影はあきらめる事態に。(三脚分重かっただけでした)
ご来光登山の際にヘッドランプを初めて使いました

日焼け止めは必須です。
夫は顔を塗り忘れ、顔が真っ赤になっていました。

役に立ったのがカイロ
とても寒かったので。

木曽駒ヶ岳1泊2日登山をダイジェストで紹介

木曽駒ヶ岳1泊2日登山についてダイジェストで紹介します。
詳細は各リンク先でご確認ください。

千畳敷カール

ロープウェイを降りたら千畳敷カールを眺めながら、高山病予防のため1時間くらい高所順応。
千畳敷カールは眺めが素晴らしく高山植物もたくさん!

詳しくはこちらの記事で

八丁坂

一番の難所。岩ばかりの急な坂道で本当にしんどいです。
ここを登り切れたら他の道は全くしんどくありません。

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 1泊2日登山1日目 – 美しい千畳敷カールとしんどい八丁坂を経て駒ヶ岳山頂へ。オコジョにも遭遇しましたよ♪

乗越浄土・宝剣岳分岐

八丁坂を登りきったら乗越浄土で休憩。
見えている山は伊那前岳(登りません)

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 1泊2日登山1日目 – 美しい千畳敷カールとしんどい八丁坂を経て駒ヶ岳山頂へ。オコジョにも遭遇しましたよ♪

中岳

ちょっと岩場の登りがありますが、八丁坂より断然楽な道を登れば中岳。
大岩に登って写真撮影もいいですね。

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 1泊2日登山1日目 – 美しい千畳敷カールとしんどい八丁坂を経て駒ヶ岳山頂へ。オコジョにも遭遇しましたよ♪

駒ヶ岳

中岳から望む木曽駒ヶ岳山頂

中岳を一旦下り登ると駒ヶ岳。
晴れていると山頂からの景色が素晴らしいです。
駒ヶ岳へ登る道沿いでオコジョに出会いました。

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 1泊2日登山1日目 – 美しい千畳敷カールとしんどい八丁坂を経て駒ヶ岳山頂へ。オコジョにも遭遇しましたよ♪

山荘へ

頂上木曽小屋にお世話になりました。

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 初めての山小屋泊。頂上木曽小屋で迎える夕日とご来光登山

夕日鑑賞

沈みゆく夕日を見ます。
雲海と夕日のコラボが美しくいつまでも眺めていられます。

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 初めての山小屋泊。頂上木曽小屋で迎える夕日とご来光登山

ご来光

朝は駒ヶ岳へ登り、ご来光を拝みます。
今回の登山に大満足した瞬間です。

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 初めての山小屋泊。頂上木曽小屋で迎える夕日とご来光登山

下り

馬の背〜濃ケ池ルートを予定していましたが、ちょっとしんどかったのでエスケープルートに変更し、来た道と同じ道を帰りました。
登山に無理は禁物ですね。
楽しかった木曽駒ヶ岳の余韻に浸りながら千畳敷カールの遊歩道でお花を見て帰りました。

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 1泊2日登山2日目 – 下山時は天候バッチリで富士山も御嶽山も見えました

1泊2日にするメリット・デメリット

木曽駒ヶ岳は日帰り登山ができます。
しかし、山小屋に泊まって1泊2日で予定を組むことで

  • 登山する日と下山する日を分けることで体力に余裕ができる
  • 夕焼け・星空・ご来光を楽しめる
  • 時間的余裕ができる

などのメリットがあります。

デメリットとしては、

  • 山小屋で眠れない
  • 初めてだったので準備・心構えが大変だった
  • 寒さ対策が必要(荷物が増える)

などでしょうか。

山小屋に泊まることで準備は大変だったけど登山中は気持ちに余裕ができて、山を思う存分楽しむことができました。
今後も機会があれば日帰りではなく、山小屋に泊まりたいと思います。

山小屋について

山小屋は登山道にいくつかあります。

など。
これらの山荘は宿泊以外にも、トイレ(有料)・売店・食堂があります。
予約して行ってください。

頂上木曽小屋

宿泊した山小屋「頂上木曽小屋」は、駒ヶ岳山頂から5分のところにあります。
小屋の前から夕日が沈むのを見ることができ、御嶽山も見えます。

料金は1泊2食付きで8,000円。
営業期間はゴールデンウィーク、6月上旬~11月3日で、15時までにチェックインです。
予約して行ってください。(遅れる場合・キャンセル時は連絡を)

詳しくはこちらの記事で
[木曽駒ヶ岳] 初めての山小屋泊。頂上木曽小屋で迎える夕日とご来光登山

頂上木曽小屋 – 木曽路.com

下山後の立ち寄りポイント

こまくさの湯

下山したら、菅の台バスセンター近くの温泉「こまくさの湯」へ。
バスセンターから歩いて数分の距離にあります。

  • 大人:610円(食事付入浴券 1020円)
  • 泉質:アルカリ性単純
  • ボディソープ・リンスインシャンプーあり
  • 営業時間:午前10:00~午後9:00(入館締め切り午後8:00)
  • 交通アクセス:中央自動車道駒ヶ根IC出口信号機右折、西へ直進2.5km車で約3分

食事付入浴券1,020円で5つの食事メニューから好きなものを食べる(飲む)ことができます。
駒ヶ根名物のミニソースカツ丼セットをいただきましたよ。
とっても美味しかったです。

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