今度、熊(ツキノワグマ)の目撃情報のある山へ登山へ行きます。
管轄している警察から「熊よけの鈴やラジオなど携帯してください」と注意が出ていましたので、念のため、熊よけの鈴を持って行くことに。
大勢で登山している場合は熊よけの鈴はなくても賑やかだし大丈夫だろうと思っていますが、登山者が少ないようならつけたいと思っています。
購入したのは、キャプテンスタッグのクマすず<S>。
家で鳴らしてみましたが、いい音だけど、ずっと聞いていると結構うるさいです。
キャプテンスタッグのクマすず<S>
モンベルの鈴と迷ったのですが、Amazonのベストセラー商品であるこちらにしました。
購入時、お値段も500円以下だったっていうのも購入の決め手。
鈴なので、揺らすと音が鳴ります。
ザックや腰ベルトにつけておくと歩いている間中、音が鳴ります。(止まると鳴り止みます)
風鈴のようないい音。
でもずっと聞いているとうるさく感じちゃいます。
ベルトは革のように見えてナイロン製。
分厚いのでそう簡単にはちぎれないと思っています。
スナップつき。
キーホルダーのようにぶら下げます。
熊よけの鈴は逆効果とも言われます。その他の熊対策もざっくり紹介
熊よけの鈴を持っていても襲われることもあります。
その事例と、その他の熊対策についてもざっくりと紹介します。
熊よけの鈴は万全ではない事例
2017年5月に秋田県仙北市でタケノコ狩りをしていた女性がクマに襲われました。
その際、女性は熊よけの鈴をつけていたそうです。
クマの生態に詳しい秋田県立大の星崎和彦准教授(森林生態学)は、鈴をつけていてもクマと遭遇した例がいくつもあるといい、「鈴の音が聞こえる範囲には限りがある」と指摘。
県警の担当者も「山菜を採るためしゃがんでいれば鳴らない」と鈴への過信に警鐘を鳴らす。
(中略)
NPO法人「日本ツキノワグマ研究所」(広島県廿日市市)の米田(まいた)一彦理事長は「ラジオの音に気付いたクマが人間に寄ってきたという事例が複数ある」と警告
クマ:鈴、効果に疑問 専門家「音に慣れ警戒心低下」 – 毎日新聞 より
と熊よけの鈴やラジオなど音のでるものを持っていても、熊に遭遇する可能性はあると専門家たちが指摘しています。
対策グッズ
- 熊撃退スプレー
熊対策として「熊撃退スプレー」がとても有効とされていますが、とても高いんです。
1本1万円くらい。
頻繁に熊の出る山へ行くならば持っておいて損はないと思います。 - 爆竹・笛
鈴やラジオよりも時々大きな声を出す方が有効とも言われています。 - ナタ・棒などの武器
襲われてしまった時、鼻頭や目を狙うと熊がひるむとか。 - 線香
蚊取り線香などの匂いも嫌いみたいです。
熊と遭遇した時の逃げ方
- 小熊を見かけても絶対に近づかない
- ゆっくりと後退して距離をとる
- 帽子やリュックなどを熊と自分の間に置き興味をそらせる
- 熊と自分の間に障害物(木や岩)を挟む
熊と遭遇した時やってはいけないこと
- 背を向けて逃げる
- 大声を出す
- 近寄る
- 死んだふりをする
熊に襲われた時の命の守り方
地面に伏せてお腹を守り、手で首の後ろを覆い、致命傷を避ける。
熊に出会わないのが一番!
入山前に
- 出没情報を入手する(管轄する警察などが出しています)
- 熊出没情報のある山・入山禁止された山には行かない
入山時
- 鈴や笛、ラジオなどで音を出しながら行動する
- 明け方・夕方・夜間の行動を避ける(日中も出るけど)
- 単独行動を避ける
- 登山道を外れない
- 曲がり角などで声を出す
- 周囲に気を配り熊の気配を察知する
- 化粧品・香水・ガソリンなど強い香りを出すものを持っていかない
- 食べ物の匂いをさせない(残飯・ゴミは持ち帰る)
痕跡を見つけた時
- 足跡やフンを見つけたら引き返す
登山予定の山にいる熊は基本的に人間を避ける熊だと言われています。
念のための鈴、念のためで終わるといいなーと思っています。