2017年9月2日〜3日にかけて、千畳敷カールが美しい木曽駒ヶ岳へ1泊2日の夏山登山に行ってきました。
この日はガス(霧)が出ていて、駒ヶ岳山頂からの眺望は真っ白でしたが、美しい千畳敷カールや可愛らしい高山植物の花々を見ることができました。
また、駒ヶ岳山頂へ向う途中、オコジョにも遭遇。
たくさんの写真と共に、木曽駒ヶ岳1泊2日登山の1日目の様子を紹介します。
木曽駒ヶ岳の概要・交通アクセス・持ち物など、全体の様子はこちらの記事をご覧ください。
木曽駒ヶ岳まとめ [木曽駒ヶ岳] 初心者でも登れる木曽駒ヶ岳へ1泊2日の夏山登山。登山って楽しい!
菅の台バスセンターからロープウェイ千畳敷駅まで
名古屋から高速に乗って約2時間、10時頃に菅の台バスセンターに到着です。
バスセンターの駐車場は臨時駐車場に停めることができました。
料金は普通車で1台1回600円(日帰りも1泊も一緒)。
登山準備を整え、バスとロープウェイのチケットを購入します。
バス・ロープウェイの往復セットで大人1人3,900円。
クレジットカードが使えるのがありがたいです。
バスに揺られて約30分。ロープウェイしらび平駅に到着。
幸運にもバスもロープウェイも待ち時間はほとんどありませんでした。
ロープウェイの乗車時間は約7分半。
車内は満員で霧も出ていたので景色は楽しめませんでした。
千畳敷カール(11:00過ぎ)
ロープウェイ千畳敷駅は、千畳敷ホテル・食堂・カフェ・売店に直結しています。
外に出ると見事な千畳敷カール!
なんと美しいのでしょう!
食堂で腹ごしらえをして、高山病予防のため、しばしとどまります。
木曽駒ヶ岳は登山届の提出が義務付けられています。
ご飯を食べながら記入して提出しました。
登山開始(12:00)
信州駒ヶ根神社でお参りして、昼の12時にいよいよ登山開始。
最初は千畳敷カールの遊歩道を進みます。
終わりかけだけど、夏の高山植物をたくさん見ることができました。
八丁坂(12:15)
歩き始めて15分ほどで遊歩道と八丁坂の分岐がきました。
山の上(写真真ん中のへこんでいる部分)まで続くつづら折の坂が八丁坂。
リーダーに「ペース落として」と言われながら登ります。
酸素が薄いからすぐ息切れしてしまいますが、高山病予防にはゆっくりおしゃべりしながら登るのがいいんですって。
私自身は頭痛はありませんでしたが、手がちょっとしびれてきました。
本当にしんどいので、休み休み登ります。
リュックを下ろして休むとすぐにしびれは解消されたので、高山病というよりは血行不良か神経圧迫のせいかなー。
リュックやショルダーバッグを背負うとたまに手先がしびれてくるんですよね。
無理だと感じたら下りる決断も必要です。
八丁坂の途中から見る千畳敷。
下山時の写真ですが、八丁坂てっぺんから見る千畳敷。
下山時の写真ですがオットセイ岩。
正直、登りの時は写真を撮る余裕はありませんでした。
本当にしんどかったです。
鉄の階段が見えてきたらゴール間近です。
乗越浄土(13:00)
30分以上かけて八丁坂を登りきるとそこは乗越浄土。
ここでしばし休憩です。
中岳・駒ヶ岳方面は真っ白でした。
伊那前岳はとっても綺麗に見ることができました。
「山上ではポテトチップスの袋が膨らむ」と聞いていましたが、持ってきたおやつの袋もパンパンに膨らんでいました。
宝剣岳分岐(13:30)
乗越浄土の目と鼻の先に宝剣岳の分岐と山小屋「宝剣山荘」があります。
ここでトイレ(200円)を借りました。
宝剣岳は初心者の私には登れないので今回はパスです。
中岳を目指します。
ここからはとっても歩きやすいです(八丁坂に比べて)。
中岳(13:50)
宝剣岳分岐から中岳へはあっという間。20分ほどで到着です。
ちょっと岩のゴツゴツした急な登り坂はあるものの、八丁坂に比べたらなんてことありません。
とっても大きな岩が特徴的です。
寒くなってきたのでレインウェアを着ました。
岩に登って記念撮影している方もチラホラ。
いやー本当に岩がでかい!
駒ヶ岳山頂方面に降りていきます。
眼下に見える山荘は「頂上山荘」。
テント泊をするならここで。
駒ヶ岳山頂(14:50)
中岳を降りるとトウヤクリンドウがたくさん咲いていました。
トウヤクリンドウが咲くと夏も終わりなんですって。
あまりにも可愛らしかったので、お花撮影モードに突入。
全然歩みが進みません。
コマクサもまだ咲いていましたよ。
山頂がとっても白いですね。
いよいよ、駒ヶ岳山頂へ向けて登頂開始です。
登っている最中に岩場の間からオコジョが顔を出してくれました。
(残念ながらシャッターチャンスは逃しました。)
とっても小さくって、目がクリクリしていて、本当に可愛いの!
感激です。
もうすぐ山頂です。
真っ白な山頂!
山頂記念に他の登山客の方に撮ってもらいましたよ。
さて、この時、時間は14時50分。
展望も望めないし、チェックイン時間が迫っているので、休憩せずに今夜の宿泊先「頂上木曽小屋」へ向かいます。
この山小屋で過ごした夕方から翌朝までが本当に素晴らしい体験でした。
その時の記事はまた後日紹介します。