お家が散らかってしまうこと、押入れが魔窟になってしまったこと、もらい物ばかりで自分の本当に必要なものがなかったこと、思い出の品の片づけに困っていたことなど、私の望む生活を送れていないことから、片づけの本を読みたい、と思い、3冊購入しました。
- やましたひでこさん監修のビジュアルムック『見てわかる、「断捨離」』
- 近藤麻理恵さん著の「人生がときめく片づけの魔法」
- 佐々木典士さん著の「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」
正直、どれが自分に合うかわからなかったので、全て購入。
3冊から、自分に合うものを生活に取り入れることにしました。
各書籍の簡単な感想
やましたひでこさん監修のビジュアルムック『見てわかる、「断捨離」』
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実例や体験談が豊富です。
台所はこう、服はこう、オフィスのデスク周りはこう、と場所ごとにわかりやすく実例が掲載されていて、自分の苦手な部分をすぐにでも実践できそう。
私にとって、一番役に立った情報は「7・5・1の法則」です。
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近藤麻理恵さん著の「人生がときめく片づけの魔法」
「即実践できそう!」というよりは、「なるほどそうか!」「そうそう。やっぱりそうだよね」と心で納得して片付けに活かすイメージです。
私にとって、一番役に立った情報は「すべてのモノの定位置を一つ残らず決める」です。
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佐々木典士さん著の「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」
ワニブックス
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自分の目指すところは「ミニマリスト」ではないけど…と読む前は思っていましたが、読み終わったら、「あれ?結構、私の目指している生き方に近いかもしれない」と共感できる部分がたくさん出てきました。
私にとって、一番役に立った情報は「掃除の「結果」が嫌いな人はいない 」です。
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各書籍の共通点・相違点
共通点や相違点などで、特に気になったところを紹介します。
過去でも未来でもなく今を大切に
モノを捨てられないのは過去の執着であったり、未来への不安であり、今、自分に必要かどうかを基準にモノを処分すべきである。
新たに入手するものは、本当に必要か吟味すべきである。
そういった基本的なところは3冊とも共通しています。
片づけの方法について
どの本でも必要なものを取り入れ、不要なものを処分するということが書かれていますが、やましたひでこさんの本では「場所別」に「効果の出やすいところ」から片づけているのに対し、近藤麻理恵さんは「モノ別」に「完璧」に片づける、という大きな違いがあります。
服について
佐々木典士さんは「私服を制服化しよう」と言っています。
他の二人は「似たような服はどちらかを残して捨てる」と書いていたように思ったのですが、読み直してもその文章が出てこないので、もしかすると私の思い違いかもしれません。
老後とモノについて
やましたひでこさんは、おばあちゃんになっても手元に置いておきたいものかどうかで思い出のモノの処分を考えよ、と。
近藤麻理恵さんは、老後の楽しみに取っておくのならば、今整理しておけ、と。
佐々木典士さんは、生前整理をしてみる、と。
三者三様に老後とモノについて語っています。
3冊を元に実践してみた結果
まだ、実践途中なので今後また心境・生活に変化があるかもしれませんが、とりあえず、変化などを挙げておきたいと思います。
とても素敵な良い効果
- キッチンの調味料入れたちを処分できました
- 押入れの中が綺麗になりました
- 毎日掃除できるようになりました
- 穏やかな気持ちで洗濯物をたためるようになりました
何より、洗濯物をたたむことが苦痛ではなくなったことが大きな嬉しい変化です。
あまりよろしくない効果
- ゴミが気になりすぎて神経質になりがち
- 完璧にキレイじゃないと!という強迫観念が逆に生まれてしまった
- 日々の生活ゴミが出ることが苦痛になってくる
何事も行きすぎるとダメですね。
穏やかに暮らしたいのに、日々のゴミにまで苦痛を覚えていては…
キレイ好きにはなりたいですが、病的な潔癖にはなりたくないものです。
ここら辺の気持ちは、いつかいいところに落ち着くといいな、と考えています。
思い出のモノを断捨離してみて
「全てを捨てる必要はなかった」と、捨てて後悔したものが二つあります。
なくて困るものではないけれども、大事にしてきたものだけに、喪失感があります。
でも、後悔したという気持ちも、大切に抱えていきたいと思っています。
まとめ
やましたひでこさんだけ、本人の著書「断捨離」ではなく、監修したムックをチョイスしてしまったことを、公平に見比べることができない、やましたひでこさんの伝えたかったことが全て入っているかどうかはわからない、蛇足があるかもしれない、という点から少し後悔しています。
3冊読んでみて、私の生活に組み込まれた事柄がいくつかありますが、それがどの本から取り入れたものかは定かではなくなっています。そして、どの本から取り入れたものかはたいした問題ではない、とも感じています。
これらの本から得たものが、やがて、「本から得た情報」ではなく、「私の一部」になっていくことと思います。
その際には、多くの情報が忘れ去られることでしょう。
どれだけの情報が私の中に残るかは不明ですが、 私の生活を豊かに変えていってくれていることは間違いないと信じています。
この3冊に出会えたことに感謝します。