登山時、地図とコンパスを持って行っているものの、正直「地図を読める」とは言えません。
というわけで行ってきました、好日山荘の登山学校。
好日山荘が開催している登山学校は実技講座と机上講座があり、今回参加したのは机上講座の「地図・コンパスに親しむ」。
1時間半ほどの講座で最後は駆け足になってしまいましたが、地図の種類や地形の読み方などを学ぶことができました。
登山学校「机上講座:地図・コンパスに親しむ」
好日山荘名古屋駅前店で開催された講座に参加しました。
全国各地で様々な講座が開催されていますので、詳しくは好日山荘登山学校でご確認ください。
申し込みから受講まで
- 好日山荘登山学校で講座を選んで申し込み
- 好日山荘のレジで学校入会申し込み(無料)と指定の教科書(1,500円くらい)を購入
- 好日山荘の会員カードにシールを貼ってもらう
- 開始10分前くらいから会場にて受付開始。ここで受講料を支払い
会場
名古屋駅前店マウントラボ(キャンプエリアの奥のブースが会場でした)
料金
1,000円(講座によって異なります)
この時、500円の割引券をいただきました(期限つき・3000円以上購入で500円割引)。
持ち物
筆記用具・指定の教科書・プレートコンパス
講師
井坂道彦氏
登山学校に参加してみて
「平成25年度の遭難者の割合は、道迷いによる遭難が41.8%と一番多かった」
そんな話から始まりました。
高山より里山の方が、樹木の背が高いため、道を迷いやすいとか。
里山では地図を読めるかどうかが本当に重要で、目印になるものなどを教えてもらいました。
地図には
- 登山用地図・エアリアマップ(水場や小屋、コースタイムが掲載されている)
- 地形図(等高線や植生がわかる)
- ガイドブックにあるような概念図
などがあり、
今日の講座では、地形図から概念図を描けるようになるのが目標。
登山届にはよく概念図を書く欄があったりしますものね。
書けるようにならねば!
講座は、スライド・教科書・サンプルの地形図を使ってじっくり丁寧に行われました。
サンプルの地形図を使っての実習では、尾根の中からピーク(山頂)を探し、ピークに挟まれたコル(鞍部)をマークして、沢を書き込んで…
講師の方が一人一人の地図を見て回ってくれました。
私は沢を細かく書きすぎーって言われちゃいました。
沢はいずれ川につながるから、川からたどるといいですよって。
そうそう。
参考にする地形図は春日井三山でした。
行ったことのある山なのでわかりやすかったです。
(地形図を見ると、私の登った道は等高線がとても狭かったです。「そりゃしんどくって当然だわ、次行く時は等高線の広いルートを登ろう」とか考えながら見ていました)
とても勉強になって、地形図から概念図を書く最初の一歩となりましたが、この講座だけではまだ不十分。
実際に地図とコンパスを持って山に行って実践しないと!って感じです。
今度、御在所岳で実技講座の「地図・コンパスに親しむ」が行われるのですが、行くかどうか迷っています。
ちょっと体力不足で、御在所岳を登れるかどうか、って感じなので。
復習がてら継鹿尾山の地形図から概念図を起こしてみた
ま、実技講座に行くかどうかは置いておいて。
学んだことを次行く予定の山で復習してみました。
地形図をダウンロードして、尾根・沢・ピーク・コルを見つけ出し、
目印とか書き込んで概念図の完成!
こんなんでいいのかしら???
ちなみに登山道や目印などは「分県登山ガイド22 愛知県の山」を参考にしています。
この本に載っている地図は登山用地図(エアリアマップ)の類になるのかな。
「地図を読めるようになりたい!」の一歩を踏み出すことができました。
里山を歩く方はぜひ一度受講してみてくださいね。
とても勉強になり道迷いの不安が少し解消されます。