[エッセー] 夜のキッチン掃除は、未来の自分の「楽」のため

photo credit: Love your home - apron & pot holders via photopin (license)
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毎夜、キッチンを掃除しています。
短い時で15分。長いときは1、2時間。

夜のキッチン掃除は、誰のためでもなく、自分のためです。
明日の自分、1ヶ月後の自分、1年後の自分。
未来の自分が楽に掃除ができるように。

今日の私が出した汚れ。
今日の私の責任の元、片付けます。

朝、キッチンに立つ自分のために

  • シンクに水垢がない
  • ゴミ受けにゴミがない
  • ガステーブルに油ハネがない

翌日、キッチンに立った時にこれほど気持ち良いことはありません。

「昨日の自分よ、ありがとう!今日も清々しいわ!」と翌朝の自分が感謝している声が聞こえてくるようです。

1ヶ月後、レンジフード掃除をする自分のために

レンジフィルターの塗装が剥がれたショックを二度と繰り返さないよう、フィルター掃除は頻繁にすることにしました。
でも、料理の油が多かった日にサッと拭いておけば、月1のフィルター掃除もとっても楽です。

ま、1ヶ月後の自分には「張り合いないわー」って思われてるんですけどね。

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床に這いつくばることで色んな汚れが見えてくる

床を拭き掃除していると、収納扉のフチ部分に重曹の跡が垂れていたり、水が飛んでいたり、というのにもすぐ気付きます。
ガステーブル下の汚れも見えます。

ちょっとここでガステーブル下まで掃除しておいてあげると、未来の自分に喜ばれます。

「ありがとう!ガステーブルの下掃除するの嫌やってん!」ってね。

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タイルを掃除する。油はねは早いうちに処理するのが楽

油は1ヶ月以内ならすぐ落ちます。
タイルを毎日水拭きするだけで、タイルにこびりついた油汚れを大掃除することはなくなります。
洗剤をドボドボとつけて、何十分もタイル掃除をしていた過去の自分が、今ではかわいそうに思えてきます。

「昔のうちはホンマ気の毒やわ。うちは楽できてええわ〜」

と年末大掃除時期の自分の声を想像しながら掃除します。

できない時もある

体調悪かったりして、どうしてもできない時もあります。
そんな時は過去の自分を笑いながら慰めます。

「ええ汚れ具合で残してくれたわ、ほんま。
しんどかったんやな。
ま、ええんやで。
しゃあないからやっとくわ。」

と。

無理しない範囲でほどほどに

「完璧に汚れを落とすぞ!」とは思わずに「ほどほどに綺麗」をキープするように、夜のキッチン掃除をしています。
だから日々の作業時間自体は15分くらいと短時間。
(念入りに掃除する時は1時間以上かかる時もありますが)

落としきれなくても大丈夫。
明日の自分は笑って掃除してくれます。

「ちょっとサボったやろ!ほんまにもう!」

と。


明日の自分のため、1ヶ月後の自分のため、1年後の自分のため。
キッチンの夜掃除を続けていきたいと思っています。