「テッド2」のブルーレイが出ていたので、レンタルで観ました。
前作の「テッド」が面白かったので、今回も楽しめるだろうと思ったんですが、うーん。あんまり笑えなかったのが残念。
「クレヨンしんちゃん」が好きな私は下品な下ネタも全然笑えるんですが…
前作「テッド」が笑えたのになぜ続編の「テッド2」は笑えなかったのか…
テッド2の感想と前作テッドが笑えた理由を述べます。
※ 感想は私個人のものです。参考程度にご覧ください
※ テッド2とテッドのネタバレが多少なりとも含まれます
※ R15+
テッド2
作品情報
2015年製作のアメリカのコメディー映画。
R指定されています。
キャスト、スタッフ
監督:セス・マクファーレン
主演:マーク・ウォールバーグ、セス・マクファーレン
あらすじ
中年テディベアのテッドが結婚!
子供を持ち父親になろうとするが、州政府が「テッドは人間ではなく所有物」と通達。テッドと親友のジョンは、裁判を起こすため、弁護士事務所へ!
感想
笑えなかったネタが多く、観るのがしんどかった部分も多々あります。
楽しいところは声出して笑えました!
マリファナ(大麻)ネタが笑えない
ウォーキングデッドのパロディー映画「ウォーキング・ゾンビランド」でも大麻を吸うシーンがあり、この「テッド2」でもたくさんあるんですけど、一度も大麻ネタで笑えたことがありません。
身近に感じないせいでしょうか。大麻ネタシーンが退屈に感じたため、しんどかったです。
黒人ネタが笑えない
この映画のネタは本当にきわどいです。
精子保管棚を倒したジョンに大量の保管されていた液体がかかるシーンでは、保管棚を倒したところまでは笑っていたんですが、「それは黒人の病気のモノ」と言った瞬間、笑いがさーっと引いていっちゃいました。
いじめネタが笑えない
コミコンで体格の良いゲイのコスプレカップルがヒョロいオタク達をいじめたり、テッド達がジョギングしている人に物をぶつけて遊んだり、ちょっとやりすぎ。
でも、コミコンでオタク達が最後にゲイのコスプレイヤーに一矢報いたところは大笑いしました。
下ネタは相変わらず面白い!
私にはちょっと合わない笑いばかりではなく、ちゃんと下ネタもあります!!
インターネットで真面目なことを検索しても、なぜかGoogleが「それは黒い○○○○ではありませんか?」ともしかして検索が下ネタだったり、赤ちゃんを作るために、有名スポーツ選手の家へ忍び込んでっていうシーンだったり、下ネタだけど笑えちゃいます。
風刺?モーガン・フリーマンの弁護士よりも、ヒロインの弁護士の方が説得力あったんだけど…
モーガン・フリーマンはどんな映画にも出てきますね!
今回のテッド2でも人権問題の凄腕弁護士として登場します。
最初の裁判でアマンダ・セイフライド演じるサマンサ弁護士が陪審員にテッドの人権を認めようと演説するんですが、その裁判は負けてしまい、その後、モーガン・フリーマン演じる凄腕弁護士が判決をひっくり返します。
でも、その両者の訴えを観ていると、サマンサの方が説得力があるように感じました。モーガン・フリーマンの演説は、正直、何を言っているのかわかりませんでした。
なぜ勝てたのかを考えていたら、「“新米”弁護士ではなく”黒人”の”人権問題の伝説的”な弁護士が弁護したから、判決が覆されたのかもしれない」という考えに行き着いてしまいました。
そう考えると、風刺が効いていて面白いんですが、この見方はうがりすぎかなー…
実際は、テッド自身がニュースになるくらい活躍したから、市民権を得たという理由だと思いますがね。
前作のテッドはなぜ面白かったのか?
「テッド2」は、私にとっては「引く」ネタばかりだったのですが、前作の「テッド」だって、クスリを決めたりしていたし、ブラックユーモアもあったはずなのに、「面白かった」という印象が残っています。なぜ前作は面白かったのか、と考えてみました。
「しゃべるテディベアがおっさん」という設定が初めてだったから
「テッド」自体は、しゃべって動くテディベアが下品なおっさんという設定に触れた衝撃が大きかったように思います。
テディベアが喋り、人気者になった後、落ちぶれ、下品なおっさんになり、車を運転し…というありえない設定に心を鷲掴みにされたから、最後まで楽しく観れたのだろう、と。
「テッド2」は、その設定を引き継いでいるため、前作「テッド」を超える新たな衝撃がありませんでした。
そうすると「笑い」が合うかどうか、っていう話になってきます。
笑いのツボが合わなかった、それに尽きるんだろうなーと思います。
テッド3が出たら観ると思います
「テッド2」はあまり面白く思いませんでしたが、「テッド3」が出たら観ると思います。
テッドの子育て、どんな波乱万丈になるか楽しみですもの!
以上で、映画「テッド2/TED2」の感想を終わります。
前作に出ている人物が今回も登場しているので、前作「テッド」を観てない方は、先に観た方が楽しめると思います。