2017年9月末、愛知県豊田市の寧比曽岳(ねびそだけ)に登ってきました。
当日は曇っていたので、眺望は望めないかなーと思いながら登っていましたが、なんのなんの!
富士山と御嶽山、名古屋のビル群、鈴鹿山脈、アルプスの山々…
パーっと展望が開けて、全部見ることができました!
時間は往復3時間、高低差は331m。
東海自然歩道のため、整備されていて歩きやすい登山道。
苦せず、これだけの展望が得られるなんて!
家が近ければ毎日でも通いたいくらい素晴らしい山でした。
たくさんの写真と共に、寧比曽岳の概要や当日の装備・持ち物を紹介します。
寧比曽岳(ねびそだけ)について
- 山名 寧比曽岳(ねびそだけ)
- 場所 愛知県豊田市大多賀町
- 今回の登山時期 秋
愛知県豊田市にある標高1,121mの山。
伊勢神峠方面・段戸湖方面・金蔵連峠方面の3方向から登ることができます。
頂上からは南アルプス・富士山・御嶽山・伊吹山・名古屋のビル群をみることができ、時には海まで見えるそうな。
大多賀峠からの登山道は主に杉林の中を歩きます。
木段と木の根っこが多いです。
標高
1,121 m
- 高低差 331 m
- 累積標高上り 466 m
- 累積標高下り 456 m
所要時間
- 歩行距離 5.3 km
- 歩行時間 約 2 時間(トイレへの道のり + 約 20 分)
- 登頂開始時刻 10時30分頃
- 下山完了時刻 14時30分頃
※ 高低差・累積標高上り・下り・所要時間はYAMAP活動記録の情報です
※ YAMAPとは登山地図のダウンロード、GPSを使って現在位置の確認、活動記録などを残せるスマホアプリです。
交通アクセス
車で
- 名古屋から大多賀峠登山口駐車場まで、約64km約1時間20分
電車・バスで
おいでんバス「伊勢神峠バス」停下車。
伊勢神峠の登山口から登ることができます。(歩行距離約13km。詳細は分県登山ガイド22 愛知県の山などでご確認ください)
トイレ・水場など
トイレは山頂から段戸湖方面へ10分ほど歩いた富士見峠にあります。
水場は大多賀峠から山頂までの間に水場への案内看板があります。
標高1,100mあたりの場所で山頂から5分くらい。
登山地図
「分県登山ガイド22 愛知県の山」とYAMAPの先人さんの情報を参考にしました。
「分県登山ガイド22 愛知県の山」によると3つのコースが設定されています。どれも5時間弱かかるので、伊勢神峠コース途中の大多賀峠駐車場から登りました。
寧比曽岳山頂から、往復2時間ほどですぐ隣の筈ヶ岳にも寄ることができます。(筈ヶ岳には行っていません)
服装・装備・行動食など当日の持ち物
服装
名古屋の気温は20度以上でしたが、山の中は15度。
登っている間はトレッキングパンツとパーカーでもよかったですが、山頂と下りではフリースを使いました。
山頂は風が通るため、体感温度はもう少し低め。
暑がりの夫も山頂ではフリースとウィンドブレーカーを着用。
景色が綺麗で長居してしまいましたが、寒さ対策はしていったほうがよいです。
薄手のトレッキングパンツとアンダーウェアだったので、山頂では寒かったです。
そろそろ秋冬登山用に厚手のものを揃えないと!
行動食・非常食・水分
- 水分(2人分)
- 水 1400ml(昼食用と非常用)
- スポーツドリンク 500ml(行動用)
- 昼食(2人分)
- おにぎり 3つ
- インスタントのお味噌汁 2パック
- インスタントのカフェオレ 2パック
- 行動食(2人分)
- ゼリー系 2つ(1人100kcal)
- 非常食(2人分)
- 1000kcalほど
今回、山頂で初めてガスストーブを使って暖かい飲み物を作りました。
お味噌汁が寒い山頂でおいしかったです。
歩行時間は2時間ほどだったので食料は少なめ。
その他持ち物
私の登山の持ち物リスト(日帰り・山小屋泊)で紹介している
- 日帰り登山の基本セット
と
- コッヘル
- ガスバーナー
- マグカップ
- スプーン
そして、
- 虫除けスプレー
- 熊よけの鈴
を持って行きました。
帰りに日帰り入浴施設「百年草」へ寄ったため、
- 着替え
も持って行きました。
寧比曽岳大多賀峠登山口からの登山はこんな感じ!難所・見どころ・感想を写真とともに紹介
大多賀峠登山口駐車場
県道33号線沿いに大多賀峠登山口があります。
駐車場は広く10台以上停められます。
駐車場がいっぱいの時は少し離れた伊勢神湿原方面に駐車場があるのでそちらを利用しても良いですね。
トイレはありません。
トイレがあると尚いいんですが…
すぐ近くに登山口があります。
とてもわかりやすいです。
大多賀峠登山口から登頂開始(10:30)
登山口を入るとすぐに大きな杉林に囲まれます。
木段が設置されているところもあれば、
木の根っこのところもあり。
登山道はだいたい木段か木の根っこでした。
たまに平坦なところも出てきます。
杉林の間を歩くこともありますが、これだけの杉が生えているとちょっと道に迷いそうになります。
夫は「踏み跡あるからわかるやん!」と言っていましたが…私は立ち止まってしまいましたよ。
まあでも、東海自然歩道なので立て看板がすぐ近くにあります。
伐採した木がルート脇に置いてあったりして、なんだかんだでわかりやすい道になっています。
登山開始序盤に「亀の甲岩」という面白い石に出会います。
割れ方が本当に亀みたい!
1つ目の休憩所(10:55)
休憩所まで190mですって!
山の斜面を通って
木段を登って
合体した木を見ながら歩くこと数分。
一つ目の休憩所に到着です。
気温は15度。
夏仕様の登山ウェアでも歩いている間は寒く感じません。
各休憩所には温度計・ベンチとテーブル・防火水槽(?)が設置されていました。
2つ目の休憩所(11:25)
「杉って幹は真っ直ぐなのに、根っこはグネグネ曲がっているんだなー、不思議。」
などと考えながら歩き始めます。
とても良い山ですが、夫は花粉症なので、春に来るのはやめておこうと思います。
花も紅葉もありませんでしたが、苔の間から新芽が出ていたのを見つけてうれしかったです。
ここの木段は景色はとてもいいんですが結構きつかったです。
間伐されています。
この標識が出てきたらもうすぐ2つ目の休憩所!
ふー!休憩休憩!
頂上まであと800m20分。
気温は15度。がんばるぞー!
水場への案内標識(11:50)
変わらぬ杉林の景色にもちょっと飽きてきます。
しかし、それももうあと少し。
足元に笹が生えてきました。
杉以外の木が増えてきたなーと思ったら。
水場への案内看板がありました。
(左へそれると水があるらしいのですが、今回、行っていません)
水場への案内看板を通り過ぎるとすぐそこに山頂が!
山頂(11:55)
山頂に到着でーす!
あずまや
大きな東屋。
教室で使う机と椅子が数脚置いてありました。
山頂から見ることのできる山々を紹介しているマップや
写真集や日誌・登山ノートなどが置いてあります。
温度計も!山中と変わらず15度でしたが山頂は風もあり、少し寒く感じました。
三角点
三角点はこの丸い木の下あたりにありました。
ベンチとテーブルでお昼ご飯
丸い木のあたりにはベンチとテーブルが数組。
山頂には10数人登山者がいました。
目の前に広がる山々を眺めながらのお昼ご飯。
寧比曽岳山頂から見える山々
あずまやに写真集を置いている方が山頂にいらっしゃって、山頂から見える山々を紹介してくれました。
西側を向くと遠くに名古屋のビル群が見えました。(写真ではわかりませんが)
伊吹山はうっすらと。
午前中は海も見えていたそうですよ!
御嶽山もはっきり!
こちらは恵那山の方。
いつか行きたい茶臼山。
南アルプスもくっきり。
そして富士山!
今にも雲に隠れそうですが、富士山が見えました♪
赤丸で囲ったところー。
わかりますかね?
拡大してみました♪
雲の向こう側に富士山♪
本当に素晴らしい景色が見られたので、1時間ほど滞在してしまいました。
(下山予定時刻をオーバー)
富士見峠のトイレ(13:10)
トイレは富士見峠にあります。
歩いて数分。尾根沿いで木のトンネルができていて気持ちの良い道でした。
建屋も綺麗。
中は薄暗いんですけどね。
電気がないので仕方ないですね。
下山開始(13:25)
下山時は登り返しなどがないため、サクサク下れます。
サクサク下りれるので道迷いに注意。
14時すぎには杉の木が大きく影を伸ばしてきていました。
あまり遅くなると足元も暗くなってしまうので、ご注意ください。
下山完了(14:30)
下山完了です!
大多賀峠からだと往復3時間くらいでした。
今度は違うルートからも登ってみたいなー。
下山後の立ち寄りポイント
猿投グリーンロードへ戻る途中、香嵐渓を通ります。
足助町や香嵐渓に寄っていってもいいですね。
百年草で日帰り入浴とパンとウィンナー!
「分県登山ガイド22 愛知県の山」で紹介されていた、豊田市足助町にある福祉施設「百年草」で日帰り入浴してきました。
ホテル・フレンチレストラン・ベーカリー・ハム工房などもあり、とても素敵なところ。
日帰り入浴は10時から17時までで1回200円。
ボディソープ・リンスインシャンプー・ドライヤーあり。
タオル購入可能。
ベーカリーとハム工房が16時まで。
お腹ペコペコだったので、パンとウィンナーを買ってベンチに座ってペロリと食べちゃいました。
美味しかったです♪