2016年2月5日に、火星に一人取り残された宇宙飛行士を描いた「オデッセイ」が日本で公開されます。
宇宙が舞台のSF映画は数ありますが、宇宙人が出ない、宇宙の壮大さを堪能できるSF映画2作「ゼロ・グラヴィティ」と「インターステラー」と公開間近の「オデッセイ」を紹介します。
ゼロ・グラビティ
- 原題:Gravity
- 監督:アルフォンソ・キュアロン
- 出演:サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー、他
- 制作年:2013年
あらすじ・内容紹介
スペースシャトルの船外活動中にケスラーシンドロームが発生し、スペースシャトルが大破。真っ暗な宇宙空間に放り出されてしまった二人の宇宙飛行士の姿を描いたSF映画です。
gravityは、「引力、重力」などの意味を持つ英語。
3Dで宇宙空間を堪能!
映画館で3Dで観ましたが、すごい!としか言いようがないくらい、迫力がありました!
ストーリーは単純で、宇宙空間に放り出されてしまった宇宙飛行士が地球に戻る話ですが、音も重力も酸素もない宇宙空間を、主人公と共に疑似体験し、主人公と共に恐怖し、海の波の音、重力のありがたさに感謝した映画です。
見終わった後も興奮冷めやらず、本当に3Dで観てよかった作品筆頭です。
インターステラー
- 原題:Interstellar
- 監督:クリストファー・ノーラン
- 出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、他
- 制作年:2014年
あらすじ・内容紹介
地球の寿命が尽きようとしていた時、新たな居住可能惑星を探すため、別の銀河系へ旅立った宇宙飛行士たちが描かれたSF映画です。
難解な物理学の仮説・理論がたくさん出てきますが、この映画ではとてもわかりやすく表現してくれていたので、楽しく観ることができました。
interstellarは、「星と星の間の,惑星間の」などの意味を持つ英語。
地球の寿命
地球では、作物が枯れ、砂嵐が起こり、人々は気管支に異常を抱え、科学者よりも農業従事者を求める時代。
もう地球では暮らせないと、NASA(既になくなっていたけど秘密組織として活動していた)が、何者かが作ったワームホールを抜けて、別の銀河へ居住可能な惑星を探しに行きます。
別銀河の惑星の環境は過酷
水の惑星と氷の惑星に着陸しますが、その環境が過酷。とてもじゃないけど、人類は生きていけない。そんな環境。
星の圧倒的に無慈悲な自然の前で宇宙飛行士たちは無力で、数時間過ごしただけで20年以上経っていたり、時間の進み方も地球とは違うため、人類はもう滅亡しているかもしれないくらい時間が経ってしまいます。
物理学の仮説・理論を映像化
主人公が、ブラックホールに落ちていきます。
ブラックホールの特異点とか、事象の地平線とか、超弦理論とか、5次元空間とか、物理学上の理論を映像化しています。
次元を超えてしまった主人公の見ている世界、そこでとった行動、それを受け取った主人公の娘。最後はハッピーエンドで終わります。
こんな人にオススメ
物理学が好きな方、宇宙が好きな方、そして、手塚治虫の「火の鳥」を好きな方にもオススメです。
いつか来るであろう地球の寿命、別の星の圧倒的なスケールの過酷な環境、次元を超えた世界、人類がまだ経験していない壮大な宇宙を描いたこの映画に、ため息が漏れます。
オデッセイ(未視聴・近日公開映画)
- 原題:The Martian
- 監督:リドリー・スコット
- 出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、他
- 制作年:2015年
martianは、「火星人、火星の」などの意味を持つ英語。
2016年2月5日に3Dと2D、同時公開です。
火星に一人取り残された宇宙飛行士が生存のために奮闘する姿と、彼を救おうとする人々を描いたSF映画で、アンディ・ウィアーのオンライン小説「火星の人」を原作として、マット・デイモンが主演します。監督は「エイリアン」「プロメテウス」などのリドリー・スコット監督。
映画「オデッセイ」(吹き替え版)
小説「火星の人」
以上で、宇宙人が出ない宇宙が舞台のSF映画2作と最新作「オデッセイ」の紹介を終わります。
自分が宇宙に行くことは生涯ないでしょうが、それでも宇宙を夢見ることは楽しいですね。
追記 オデッセイを観ました。あわせてどうぞ
[映画感想] 「オデッセイ」って雰囲気が宇宙兄弟みたいだ