「過去に戻ってやり直したい」とか「未来を覗いてみたい」とか、現実には叶わない「時間旅行」。主人公がタイムトラベルする映画から、特に好きなおすすめ映画を9作品紹介します。
タイムトラベルものでは、タイム・リープ、ループ、タイム・スリップなど、様々な用語が使われています。また、時間の移動方法も、時間を巻き戻すタイプや、過去や未来へ今の自分が行くものなど、様々。
私には定義が曖昧で説明も困難なため、それらの言葉をあまり使わずに紹介したいと思います。
タイムマシンで時間移動する映画
バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ
タイムマシンで時間旅行する映画といえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ですね。
ドクが作ったタイムマシン「デロリアン」に乗って、高校生のマーティが過去や未来へ行く、大ヒットコメディ映画です。
1作目では、30年前の過去へ。(1985年から1955年へ)
パート2では、30年後の未来へ。(1985年から2015年へ)
パート3では、100年前の過去へ。(1985年から1855年へ)
1作目は、1985年に制作された映画で少々古い映画なのですが、今観ても楽しめます。
タイムマシン
2002年に制作されたH.G.ウェルズの小説「タイム・マシン」を原作とした映画。
1890年代のニューヨークで、恋人を強盗に殺されてしまった大学教授が、恋人を死なせないためにタイムマシンを開発。でも、なんどやり直しても、恋人は死んでしまいます。過去を変えられない理由を探るため、今度は未来へ。そして事故で、80万年後の未来へタイムトラベルしてしまいます。
原作小説が大好きだったので映画を観たのですが、原作と映画ではストーリーはだいぶ違い、原作小説の方がちょっぴり好みです。
未来から過去に人間が送られてくる映画
ターミネーターシリーズ
ダダン、ダン、ダダン!ダダン、ダン、ダダン!でおなじみ、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ターミネーター」シリーズ。
スーパーコンピューター「スカイネット」に支配されていた未来から、レジスタンス指導者ジョンを産む予定のサラ・コナーを殺すために送られてきたアンドロイド「ターミネーター」。
2作目以降もターミネーターが未来から送られてきますが、シュワちゃんは人間の味方として送られます。
ターミネーター4も出ていたんですね。4は未視聴です。
LOOPER/ルーパー
2012年に制作されたブルース・ウィリス主演のSF映画。
2044年のアメリカが舞台。未来の犯罪組織から送られてくるターゲットを殺害・処理する殺し屋の元へ、ある日、送られてきたのは、30年後の自分。
30年後の自分は未来の犯罪王「レインメーカー」になる幼い子供を殺害しようと動き、今の自分はそれを追う。
ターミネーターの過去と未来の因果関係も面白かったですが、「ルーパー」の因果関係も面白いです!
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時間を巻き戻す映画
時をかける少女
筒井康隆の小説「時をかける少女」を原作とした、2006年のアニメ映画。細田守監督。
女子高生があるきっかけで過去に戻る力「タイムリープ能力」を手に入れます。些細な欲望やトラブルもその能力を使ってやり直す日々を過ごすけど、最後は…という話。
明るく元気で爽やかなアニメ映画です。
バタフライ・エフェクト
2004年、バタフライ効果をテーマに制作された映画。
日記を読むことで過去に戻れる能力があることに気づいた青年が、幼馴染を救うために、何度も何度も過去へ戻ってやり直しをするが、その度に誰かが不幸になる結末にたどり着いてしまい…という話。
エンディングは、劇場公開版以外に、3バージョンあります。劇場公開版が好きです。
同じ時間を繰り返すループものの映画
オール・ユー・ニード・イズ・キル
2014年に制作された、日本のライトノベル「All You Need Is Kill(作者:桜坂洋)」を原作とした、トム・クルーズ主演のSFアクション映画。
「ギタイ」と呼ばれるエイリアンの侵略を受けている近未来の地球が舞台で、トム・クルーズ演じる軍属の報道官が歩兵として最前線に配属され、特殊な「ギタイ」を道連れに死んでしまいますが、死ぬと出撃前日まで時間が戻るタイムループが発生します。
抜けられないループを繰り返すうちに、少しずつ、戦闘能力も精神も鍛えられ、ついにはループを抜け出します。とてもかっこいい映画です。
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事故的に時間と場所を移動する映画
テルマエ・ロマエ
2012年制作の、ヤマザキマリの漫画「テルマエ・ロマエ」を原作とした、阿部寛主演の映画。
古代ローマの浴場設計技師が、現代日本の銭湯や温泉にタイムスリップ。現代日本の浴場に驚愕し、それらをモデルに古代ローマで新しい浴場を建造していくコメディです。
主要な古代ローマ人を阿部寛や北村一輝ら日本の俳優が演じていますが、違和感を感じませんでした。
原作漫画も大好きです。
ウラシマ効果で未来へ行く映画
インターステラー
地球の寿命が尽きようとしていた時、新たな居住可能惑星を探すため、別の銀河系へ旅立った宇宙飛行士たちが描かれたSF映画。
宇宙の別の惑星のほんのわずかの時間の経過が、地球では何十年も経ってしまっている、という設定があります。
主人公の宇宙飛行士の子供は、主人公が惑星探索しているうちに、大人になり、ついには、主人公の年齢を追い越してしまいます。
この映画の主なテーマは時間旅行ではなく宇宙です。
地球に残された人類と宇宙に飛び出した宇宙飛行士たちの時間の流れが違う、というウラシマ効果以外にも色々ありますが、この記事では「ウラシマ効果」を取り上げました。
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以上で、主人公がタイムトラベルする映画9選の紹介を終わります。
ウラシマ効果で未来へ行く映画で、あの有名映画「○の○○」を紹介するかどうか迷ったんですが、オチのネタバレになるので紹介していません。