[映画感想] 「オデッセイ」って雰囲気が宇宙兄弟みたいだ

火星にひとりぼっち取り残される宇宙飛行士の映画「オデッセイ」。
ちょっと前に観たので感想残しておこうと思います。
一言で言うと、漫画の「宇宙兄弟」っぽい。

オデッセイのあらすじ・概要

  • 原題:The Martian
  • 監督:リドリー・スコット
  • 出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャステイン、他
  • 制作年:2015年

martianは、「火星人、火星の」などの意味を持つ英語。

2016年2月5日に3Dと2D、同時公開されました。
火星に一人取り残された宇宙飛行士が生存のために奮闘する姿と、彼を救おうとする人々を描いたSF映画で、アンディ・ウィアーのオンライン小説「火星の人」を原作として、マット・デイモンが主演します。監督は「エイリアン」「プロメテウス」などのリドリー・スコット監督。

映画「オデッセイ」(吹き替え版)
小説「火星の人」

中盤まではとても宇宙兄弟っぽくて楽しい!

火星に一人残された主人公が助けを待ちながら、基地を農場化したり、昔の通信機器を復旧させて、地球の人と交信したり、たくましく機転の効いた場面が続き、とても見ていてワクワクするし、爽快でした。

地球の人たちも何とか彼を救おうと懸命に動くところとか、政治的なアレから中国が手助けをしようとしたり、なんか、すげー一体感とかあって、楽しかったです。

漫画「宇宙兄弟」の日々人がクレーターに落ちて、ムッタが地球から日々人の位置を特定するシーンとかと同じような興奮を覚えたんだけど、多分、日々人もムッタも火星にひとりぼっちになっても、仲間が迎えに来てくれることを信じて、強く明るく生きていくんだろうなーって感じ。

ラストが…え?何そのヒロイズム的展開

ラストが逆にがっかり。
うーん。
ネタバレしていい?
ちょっとだけネタバレしますね。

一人の埋もれた天才が導き出した答えが、宇宙船の逆戻りなんだけど、宇宙飛行士一人の命を救うのに、宇宙飛行士数名分の命を賭けていいものなのかしら。

というか、そういう展開になると、助からないという選択肢なくない?って。

いや、主人公は助けなきゃいけないんだけど、もっと他の展開はなかったものかなー。

基地が壊れても修復し、なんとか食いつなぎ、
最後は通信が途絶えてしまい、諦めて、
次の火星探査に向かった時に、主人公が実は生きていた!

っていう展開じゃダメだったのかしら。

ラストはイマイチだけど、全体的には気軽に楽しめる宇宙映画です

ラストの展開が私的にはイマイチですっかり醒めてしまいましたが、途中までは本当に面白いです!

どうやって彼は生き延びるんだろうというワクワク。
やっぱり宇宙飛行士って精神的にもタフだよね!という憧れ。
ジョークを言う主人公を見ると「苦難なんて笑顔で吹き飛ばせるもんだよね」という勇気をもらえる。

そんなものがいっぱい詰まっていて、すごくいい映画。
ラストの展開が好きな方なら全編楽しめるオススメの宇宙映画です。

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