若い頃、父親に誕生日に買ってもらった財布です。
もう20年近く前になるでしょうか。
中を開けると、ノーマン・ロックウェルの柄が入っています。
とてもお気に入りで、使うのをやめた後も大事にとっておいたものです。
結婚してからは家庭用財布として再活躍しました。
最近、ボタンがバカになり、ボタンが閉まらなくなったため、買い替えることにしました。
残しておいても、時々、手にとって見るだけで使いはしないだろう、と思い、苦渋の決断で捨てることに。
「1 in 1 out」です。
ノーマン・ロックウェルの絵が好き、とか、使い勝手が良い、とか、そういう理由もありますが、父に買ってもらったという思い出が一番、大事にとっておいた理由でもあります。
子供の頃、誕生日プレゼントはもらっていたのですが、それは母や家庭からもらうものであり、父個人から贈ってもらったもの、というのはなかなかありません。
思い出の一品です。
思い出だけ残して、モノは捨てることにします。
さよなら、ノーマン・ロックウェルのお財布。