プランターでガーデニングをしていると、昨年の土をどうするかっていう問題が出てきます。
自治体によっては土をゴミに捨てられなかったり。
だからと言って、昨年の土をそのまま使うわけにも行かず。
私は、土をふるいにかけて再利用しています。
今年のガーデニングはグリーンカーテンのみ。
再生した土でグリーンカーテンがうまくできるか不安です。
土の再利用方法を写真と共に体験談をご紹介します。
昨年の土を再利用する
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-moto.jpg)
上記写真は、植物を抜いた後の土です。
- 軽石(鉢底石)
- 土と細い根っこが絡まったかたまり
- 小粒の石
- 芽吹いてしまった雑草
などが入り混じっています。
欲しいのは、軽石(鉢底石)と細かい土だけ。
これらを仕分けます。
三種のふるいで土を分ける
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-furui.jpg)
園芸用の土ふるいで分けていきます。
荒い網目、中くらいの網目、細かい網目の順でふるっていきます。
作業時間は半日くらいかかりました。
荒い網で軽石・ゴミ・土に分ける
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-furui1go.jpg)
上記写真の土はふるった後の状態。
この後、中くらいの網でふるいます。
荒い網でふるう際、軽石はゴミとは分けます。
軽石は予めネットに入れて使用すると、再利用する際に仕分けが楽だそうですよ。
中くらいの網でゴミ・土に分ける
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-furui2go.jpg)
上記写真の土は中くらいの網でふるった後の状態。
この後、細かい網でふるいます。
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-furui2go-gomi.jpg)
細かい根っこ、砕けた軽石、腐葉土のかけらなどは捨てます。
細かい網で最終仕上げ
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-furui3go.jpg)
しっとりしたふわふわの土だけ残りました。
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-furui3go-gomi.jpg)
極小の石は捨てます。
ふわふわの土だけ再利用
使うのは、ふわふわの柔らかい土だけ。
根っこ類は可燃ゴミで捨て、大粒の土は庭に蒔きます。
(名古屋市では土はゴミ回収していません。草引きなどで根っこについた土は可燃ゴミで捨てていますけど)
Before
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-moto.jpg)
After(再利用するもの)
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-furui3go.jpg)
土はゴミ袋に入れて日光消毒
ゴミ袋に入れた土は、空気を抜いてしばって日光の下放置。
日光で殺菌消毒します。
1週間以上置いとくといいそうですが、1ヶ月以上、日光消毒していました。
熱湯をかけたり、焼いたり、日光に当てたり、消毒方法は色々あるそうです。
軽石は洗って乾かして
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-karuishi.jpg)
土をふるいにかけた後の軽石(鉢底石)も私は再利用します。
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/tsuchi-karuishi-senjougo.jpg)
水洗いして泥を落とし、天日干し。
軽石を洗うのも結構時間がかかるんですよねぇ…
軽石を洗ったバケツは傷みます。
酸性土壌のpH調整
![](https://okomotot.com/wp-content/uploads/2016/05/sasage-ura.jpg)
日本では土はほっておくと酸性寄りになります。
育てる作物によっては、アルカリ性のものを混ぜて中和させる必要があります。
今年のグリーンカーテンは「ササゲ」。
ササゲは酸性土壌に弱く、pH6-7くらいの中性土壌が適しているとのこと。
少しアルカリ化した方がいいのでしょう。
酸性化した土をアルカリ化させる
苦土石灰を混ぜるのが一般的かしら?
土のリサイクル材なんかも売っています。
石灰の他、堆肥も入っているので、こっちの方が簡単そうです。
重曹でもいいですか?
掃除好きな人なら「アルカリ性といえば重曹」と答えるでしょう。
重曹を石灰の代わりに使うと塩害の恐れがあるようですが、今回、少量混ぜてみました。
本当にちょびっと。
だって、土のpHわかりませんもの。
もう中性かもしれないし…
参考URL:重曹は、苦土石灰の代わりになる!? – バジルと大葉(青じそ)の栽培(育て方)とレシピ|バジルと大葉(青じそ)の栽培(育て方)とレシピ
重曹は除草剤、防虫剤としてガーデニングで使用できます。
大量に使うと植物は枯れそうですね。
防虫剤替わりに使えるのはとてもありがたいです。
虫がついたら使ってみようと思います。
参考URL:無農薬ガーデニングTips 重曹編 | Naribee’s Garden – 楽天ブログ
新しい園芸用土を混ぜて土に栄養を
土をふるいにかけて日光で消毒しました。
しかし、それだけでは土に栄養がありません。
新しい培養土と半分ずつくらい混ぜて、土の準備は完了です。
※ 培養土は肥料や腐葉土などがあらかじめ混ざっているものです
培養土には石灰が入っているものも
は!!
この記事書いていて気づいたけど、培養土には石灰入っているものもあります。
再生する土をアルカリ化しなきゃって思っていたけど、不要だったんじゃないかしら。
あー…
pH測りたい!!
まとめ
土の再利用は3回目くらいでしょうか。
再利用した土では、まだあまり良い作物は育っていません。
土の再利用方法
- 土をふるいにかけて柔らかい土だけ残す
- 日光で殺菌消毒
- 酸性土壌のpH調整
- 新しい園芸用土を混ぜて土に栄養を
使った道具
- 土ふるい
- ゴミ袋
- スコップ
- 軍手
今回の反省と次回の豊富
まだまだ土リサイクルの初心者。
毎年勉強勉強です。
重曹使っちゃったことを反省
土を中性化するのに重曹を混ぜてみましたが、うまく行かないかもしれませんね。
アルカリ土壌になっちゃっているかもしれませんし、酸性土壌かもしれません。
塩害が出ちゃうかもしれませんし…
pHを知りたい!
今現状、pHとか土壌の栄養成分を知る術がないのが困りもの。
栄養成分を知るにはちょっとお高いキットが必要だけど、ベランダガーデニングには不要と感じます。
pHはリトマス試験紙があれば測定できるよなー…と感じています。
パナソニックの整水器用のpH試験液というのが500円くらいの安価であるのですが、これを土のpH調査に使っているというレビューがありました。
ササゲがうまく育たなかったら買ってみようかしら。
来年はリサイクル材を使おう!
土のリサイクル材には石灰、堆肥が入っています。
土のpH調整と栄養を与えることが一度にできるもの。
来年はリサイクル材を使うことにします♪
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