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[読書感想] ミニマリストはやりすぎ?「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」

2016/08/29

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

佐々木典士さん著の「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」
テレビやインターネットで取り上げられるミニマリストの部屋や家はやりすぎな感じがする。でも、何か得るものがあるかもしれない。そう思って、買ってみた本です。

自分の目指すところは「ミニマリスト」ではないけど…と読む前は思っていましたが、読み終わったら、「あれ?結構、私の目指している生き方に近いかもしれない」と共感できる部分がたくさん出てきました。

私にとって、一番役に立った情報は「掃除の「結果」が嫌いな人はいない 」です。
以下、役に立った情報・取り入れたい情報について、詳しく感想を述べます。

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佐々木典士さんのミニマリストの定義

佐々木典士さんは、ミニマリストを下記のように考えています。

「本当に自分に必要なモノがわかっている人」
「大事なもののために減らす人」

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - より

モノを最小限にしたからミニマリスト、とか、テレビも捨てなきゃ!食器も捨てなきゃ!とか、そういうライフスタイルがミニマリストだと思っていましたが、佐々木さんはそうとは考えていません。

それなら、私もミニマリストになれるかも!と思わずにはいられませんでした。
そして、ミニマリズムは目的でなく、手段だとも書いています。
大事なものが目的であり、大事なもののために減らすことは手段である、と。

関連記事:[エッセー] ミニマリストになりたいわけじゃない。ただ掃除と管理を楽にしたいだけ。

捨てる方法最終リスト55!! + さらに捨てたい人へ追加リスト15!!(P99〜)

具体的にモノを減らすためのテクニックや心構えがルールとして書かれています。
その中から、取り入れたいと思ったルールを紹介します。

同居人「モノさん」の家賃まで負担しない(P115)

「モノ」を同居人と擬人化して捉え、家賃を負担している、という考え方です。
増えていくばかりで動きもしない「モノ」。
これらのために家賃を払う価値があるのか。そう考えると、いろいろなモノが捨てる候補にあがってきますね。

今使わないけど、使う機会があるかもしれないもの。
それがコンビニやスーパーで簡単に買えるものなら、捨ててしまっていい!と考えられるようになります。

あなたは今まで贈ったプレゼントの個数を覚えているのか?(P134)

私はもらい物が捨てられず困っていました。
でも、よくよく考えたら、贈ったプレゼントのことで覚えているのってごくごくわずか。

夫にプレゼントしたものの、夫が気に入らなかったようで使っていないものがお家の片隅にあります。
夫は「もらったものだし、捨てられない」と言いますが、私はそのプレゼントを目にするたびに、プレゼントした事実を思い出し、「気に入らなかったんだなー」と滅入ってしまいます。
目につかなければ、それをプレゼントしたという事実もすっかり忘れてしまうのでしょう。

夫のモノなので、自分で捨ててしまうわけにもいかないし、新たな悩みの種となっています。

「仮に」捨ててみる(P143)

捨てようかどうか迷ったものを段ボールなどにしまい、押入れの中などに隠してしまう、という手法です。
これは私もよくやります。
なくても困らないのであれば、これは私には必要ないモノだと判断できるので、とても便利です。

買ったモノを「借りている」と考える(P148)

買ったモノを自分のモノと思わず、一時的に借りていると考えれば、モノを丁寧に扱うという話です。

全てを「借り物」と考えることは難しいですが、「本」などは「借り物」と考えるようになりました。

雑に扱っていれば、いざ、モノが不要となった時には捨てるしかありませんが、借り物として丁寧に扱っていれば、必要な人に売る・譲ることができます。

捨てる行為には本当に罪悪感が付きまといますので、とても素晴らしい考え方を仕入れられたと感じています。

元気でも「生前整理」をしてみる(P163)

モノの価値は、モノにまつわる物語の記憶によるものが多い。そしてその記憶を持つ自分が死んでしまえば、そのモノは価値を失う、という話です。

骨董品やブランド品などは自分が死んでも価値は変わらないでしょうが、写真や手紙、お気に入りのモノ・思い出の詰まったモノなどは、他の人から見たら、故人の遺品という以外、なんでもないもの。

そうやって考えると、残される家族のためにも、整理しておいた方が親切というものですね。
本当に大事なものだけ遺したいものです。

モノを捨て、ぼくが変わった12のこと(P171〜)

モノを減らしたことで変わったこと、見えてきた幸せのことについて書かれています。

掃除の「結果」が嫌いな人はいない(P186〜)

おばさんが毎日掃いていたのは、イチョウの葉ではなく、めんどくさいと思ってしまう「自分自身」だったのだ。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - より

私は掃除や洗濯、洗い物が嫌いです。
掃除をしてもすぐホコリが出てきます。洗濯をして干してたたんでということにも終わりはありません。食後の後片付けもそう。毎日毎日やってもキリがないことで、とても面倒でうんざりします。

でも、洗濯物を綺麗にたためた時、料理をする時にキッチンが片付いていること、そういった時にとてつもない幸福感があります。
それは「片づいている」からだけではなく、「面倒くさい」と思う日常の家事を淡々とこなせたという自己肯定感も幸福感につながっているのだと感じています。

掃除の「結果」が嫌いな人はいない。まさにその通り。
その掃除が面倒なのであれば、面倒にならないよう、モノを減らしていけば良い。
とても、ありがたい言葉を教えてもらいました。

何者かになりたまえ!という強迫観念(P195〜)

モノを捨ててぼくが思うのは、何かを成し遂げたり、何者かになる必要はないということだ。
いつもの家事を、毎日の生活をまっとうするだけで、自分が好きになれ、充分な喜びを感じられる。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - より

「これこそが私の望んでいる生活だ!」と感銘を受けました。

FacebookやTwitterをのぞけば、子供を持つ友人の素敵な生活や、業界で活躍している人たちのつぶやき。
TVを観れば、タレントたちのにぎやかで華やかな会話。雑誌にはスタイルの良いモデル達が笑顔を振りまいている。

そんな人々を見ると、自分もこうならなくちゃ!負けてはいられない!なんて思ったりしちゃいますが、本当に望むことは心穏やかに生活すること。

家事をして、毎日淡々と暮らす。
生きていること自体が幸せなんだ、青空と緑を見ながら、心穏やかに暮らしたい。

本当に望んでいることはそれなんだ、と気づかされました。

情報のミニマリズム(P233〜)

「情報のミニマリズム」「広げすぎたアンテナをたたむ」「つながりを減らす」という項が続いています。

現代はモノだけでなく、情報も溢れすぎています。
必要じゃない情報も多いです。

インターネットの発展は素晴らしいことです。
インターネットで検索すれば、欲しい情報は手に入ります。

でも、TwitterやFacebook、ブックマークしたニュースサイトを開けば、知りたいと思っていない情報も流れてきます。
もちろん、その中には思わず有用な情報もあるでしょうが、そうでないものも多いです。

「シェアする」ことが全て無駄だとは思いません。
「つながる」ことは喜びの一つであることには違いありません。

でも、もっと「自分の生活」を大切にしたいと感じているところです。

感謝は手段じゃない(P278〜)

感謝をすることだけが、すでに「飽きている」モノを「ありがたい」と思いなおし、新鮮な気持ちで日常を見なおさせてくれる。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - より

モノが増えて行く理由として、持っているモノに慣れ、飽き、新しい刺激が欲しくなって、新しいモノを購入してしまう。それに対抗できるのが「感謝」であると述べた後に、「感謝は手段じゃない」と述べています。

感謝は幸せの一部であり、「幸せそのもの」だったのだ。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ - より

「幸せ」を感じている時に同時に「感謝」をしている、幸せの中に感謝の気持ちを内包しているという話です。

常日頃から「幸せになる」という表現はおかしいと感じております。「幸せ」は感じるものであってなるものではない、と思っておりました。でも、「幸せが感謝の気持ちを含んでいる」「感謝している時こそ幸せである」という概念を持っていませんでした。

新たに取り入れたい感覚です。

※「感謝している時こそ幸せである」という言葉は、さとうみつろうさんの「神さまとのおしゃべり」という本からの引用として紹介されています

以上で、佐々木典士さん著の「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」の感想を終わります。
上記に挙げた以外にも感銘を受けた部分はたくさんあります。ですが、全てを覚えていられるとは思えないので、今の自分に必要と感じたところだけ、記録に残しておきたいと思います。

私にとっては上記の事柄が覚えておきたい部分ですが、あなたにとって必要な情報は別かもしれませんので、内容が気になる方は、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。

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